今日は家族でお出かけ

公園に行ってお弁当を家族で食べました。

小さい頃、父母と出かけた思い出は、山菜を取りに出かけたことです。春先はゼンマイを取りに行きます。ゼンマイにはメスとオスがあって、葉っぱを広げる前の部分が、メスはオスにはない、白い綿毛に包まれています。なぜか知りませんが、食べるのはそのメスの方だけで取ってくるのもメスの方だけでした。大体5−6本まとめて生えていて、それをなるべく長く切り取ります。家に帰って、大きな鍋で茹でたあと白い綿毛を茎の方から手を滑らせて取って行きます。はじめは綺麗な緑色ですが、茹でると茶色になります。それを庭先にゴザを引いて天日で干します。すると渇いて小指の先の様な太さが充電器のコードよりさらに細くなって長さも短くなります。それを金属の缶に詰めて、保存します。お正月などにお水でもどして、醬油とみりん、お酒で味付けて食べます。それ以外に、筍でなくて笹の子も貴重な冬の食糧でした。茹でて皮を剥いて、筍と違い笹の子は指の太さくらいしかありません。これは塩茹でして一升瓶に詰めて保存します。お味噌か醤油で甘辛く味付けして食べます。私はお味噌味の方が好きでした。

今はいろんな食品が簡単に手に入りますが、自分で保存した食べ物を味わうことって、最近では梅干しくらいになってしまいました。