一雨ごとに寒くなります

朝起きて寒くてすぐに靴下を履きたくなる日が、もうそこまで来ましたね。それでも日中は、お日様が出ていれば、窓越しでも温かく感じます。お日様が当たると当たらないでは、雲泥の差です。学生時代を過ごした松本の下宿では、部屋に日が当たらず、日中も暗くて晴れている日は外にいたほうが暖かかったです。よく6年間もいられたものだと今更ながら、自分を誉めてあげたいです。

下宿のおじさんが、一雨ごとに寒くなると話していました。でも、少しずつだからだんだん慣れるよと言っていました。それでも、朝起きた時に、部屋の中のコップの水が凍っていた時は、やっぱり慣れたりしない!と思いました。

北からの湿った空気が北アルプスの山々にぶつかって雪を降らすので、松本は雪がほとんど降りませんでした。その為関西と同じで、冬は晴れ間が多くなります。でも山が近いので、冷たい北風に乗って、晴れているのに山に降った雪がちらちらと風で運ばれてきます。風花と言いました。つまり、気温が氷点下なので雪が溶けないで飛んでくるのです。晴れているのに寒いので、なんだか裏切られた気分になったものです。雪が降っている方が暖かく感じました。

私がバイトで家庭教師をしていたお宅のお母さんが、冬至が過ぎると気温は寒いけれど、日が長くなるせいか暖かく感じるようになると話されていました。毎年その事を思い出しますが、1月も2月もまだまだ寒いと思ってしまいます。